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退職給付金

失業保険の給付制限は1ヶ月でも振込まで2ヶ月かかる理由|申請から受給までの流れを完全解説

失業保険の申請から受給までの流れについて

「給付制限が1ヶ月になったから、退職翌月には失業保険が入ってくる!」

そう思って退職した人、実は要注意です。

給付制限1ヶ月は事実です。でも、退職から初回振込までには他にも複数のステップがあります。自己都合退職の場合、退職から振込まで約2ヶ月かかります。この流れを知らずに退職すると、生活費の計画が大きく狂います。

この記事では、元人事担当者として数百件の退職手続きに関わった経験をもとに、失業保険の申請から受給までの正確な流れを全ステップ解説します。数字・制度はすべて厚生労働省・ハローワーク公式データに基づいています。

「給付制限1ヶ月=翌月に入金」は誤解|正しい仕組みを理解しよう

2025年4月1日から、自己都合退職の給付制限期間が2ヶ月から1ヶ月に短縮されました。これは事実です。ただし、給付制限はあくまで「待機期間の後に設けられる給付なしの期間」の一部にすぎません。

退職から振込までには、離職票の到着・ハローワーク申請・7日間の待機・給付制限・認定日という複数のステップが存在します。これを知らずに退職すると、収入ゼロの期間が予想より長くなります。

注意
給付制限のパターンは3つあります。
原則1ヶ月:2025年4月1日以降の退職(通常の自己都合)
3ヶ月:退職日から遡って5年間のうちに2回以上、正当な理由なく自己都合退職し受給資格決定を受けた場合、または重責解雇
0ヶ月(なし):特定理由離職者(パワハラ・長時間労働等)、または教育訓練受講者

📎 出典:厚生労働省「令和7年4月以降の給付制限について」

Aさんの体験談|「翌月に入ると思っていた」

都内のサービス業に勤めていたAさん(31歳・女性)は、職場の人間関係に限界を感じて自己都合で退職しました。

「給付制限が1ヶ月になったって友達から聞いて。退職翌月には振り込まれると思い込んでいたんです」とAさんは言います。

しかし実際には、退職後に離職票が届くまで約2週間かかりました。その後ハローワークで申請・7日間の待機・給付制限1ヶ月を経て、初回の認定日を迎えたのは退職から約2ヶ月後。振込は認定日のさらに約1週間後でした。「生活費が全然足りなくて、本当に焦りました」とAさんは振り返ります。

失業保険の申請から受給までの正確な流れ|全8ステップ

退職から初回振込まで、何のステップがあるのか。それぞれにかかる日数とともに解説します。

01
退職日
この日が全ての起点です。健康保険・年金の切り替え手続きも同時に進めましょう。
02
離職票が届く(退職後10〜14日程度)
会社がハローワークに手続きをして離職票が郵送されます。会社によっては1ヶ月かかるケースも。届かない場合は会社に催促しましょう。
03
ハローワークで求職申込み・受給資格決定
離職票・身分証・写真・通帳などを持参してハローワークへ。求職申込みと同時に受給資格が決定します。この日が「申請日」になります。
04
待機期間・7日間(給付なし・全員対象)
申請日から7日間は全員に適用される待機期間です。この7日間はアルバイトも禁止です。退職理由に関わらず必ず発生します。
05
【自己都合のみ】給付制限1ヶ月(給付なし)
待機期間7日後から1ヶ月間、給付制限期間が設けられます。この期間はアルバイト可能ですが、週20時間を超えると就職とみなされ給付が止まる場合があります。会社都合・特定理由離職者はこのステップなし。
06
雇用保険説明会への参加
申請後に指定された説明会に参加します。参加しないと給付が受けられないため必須です。最近はオンライン開催も増えています。
07
第1回認定日(失業の認定)
ハローワークが指定した認定日に来所して、求職活動の実績を報告します。この日までに原則2回以上の求職活動実績が必要です。
08
初回振込(認定日から約5営業日後)
認定日から約5営業日後に指定口座に振り込まれます。自己都合退職の場合、退職から初回振込まで約2ヶ月が目安です。
退職理由 給付制限 退職〜初回振込の目安
自己都合退職(通常) 1ヶ月 約2ヶ月
自己都合退職(5年以内に受給歴2回以上・重責解雇) 3ヶ月 約4ヶ月
会社都合退職(特定受給資格者) なし 約1ヶ月
特定理由離職者(パワハラ等)・教育訓練受講者 なし 約1ヶ月

📎 出典:厚生労働省「令和7年4月以降の給付制限について」

ハローワークに行く前に準備するもの

申請日に必要なものが揃っていないと手続きが遅れます。事前に準備しておきましょう。

雇用保険被保険者離職票(1・2)※会社から郵送される

マイナンバーカード(または通知カード+身分証明書)

証明写真(3cm×2.5cm)2枚

振込先の銀行口座がわかるもの(通帳・キャッシュカード)

印鑑(シャチハタ不可)

離職票が届かない場合はどうする?

退職後2週間以上経っても離職票が届かない場合は、会社の人事・総務に連絡してください。それでも対応がない場合はハローワークに相談すると、会社への督促をしてもらえます。

認定日に必要な求職活動実績とは

認定日にハローワークへ行くだけでは不十分です。認定日までに「求職活動実績」が必要です。実績がないと、その期間の給付金が支給されません。

求職活動実績として認められるもの

活動内容 実績回数 備考
求人への応募 1回につき1実績 書類選考のみでもOK
ハローワークでの職業相談 1回につき1実績 認定日当日の相談は除く
転職セミナー・説明会への参加 1回につき1実績 ハローワーク主催以外もOK
職業訓練の受講 受講中は毎回実績 給付制限解除にもなる
注意
第1回認定日までに必要な求職活動実績は原則2回です。認定日に実績が不足していると、その認定期間の給付金が全額不支給になります。認定日を忘れたり実績が足りなかったりすると大きく損をします。スケジュール管理を徹底してください。

受給額と給付日数|公式データをもとに正確に解説

失業保険の受給額は「基本手当日額×給付日数」で決まります。どちらも公式データをもとに正確に説明します。

基本手当日額の計算方法

退職前6ヶ月の給与合計÷180日=賃金日額。この賃金日額の50〜80%が基本手当日額になります。給付率は賃金日額が低いほど高くなります。60〜64歳は45〜80%です。

ポイント
基本手当日額には年齢ごとの上限額があり、毎年8月1日に改定されます。正確な上限額は厚生労働省の最新発表をご確認ください。受給額の詳細な計算はハローワークの窓口でも確認できます。

📎 出典:厚生労働省「雇用保険制度」

給付日数は勤続年数だけで決まる(年齢は関係なし)

自己都合退職の給付日数は、年齢に関係なく雇用保険の加入期間だけで決まります。これは多くの人が誤解しているポイントです。

雇用保険の加入期間 給付日数(全年齢共通)
1年以上10年未満 90日
10年以上20年未満 120日
20年以上 150日

📎 出典:ハローワーク公式「基本手当の所定給付日数」(2及び3以外の離職者の表)

注意
年齢別に給付日数が変わるのは、会社都合退職(特定受給資格者)の場合のみです。自己都合退職は年齢に関係なく勤続年数だけで決まります。混同しやすいので注意してください。

受給額を最大化するために|POOL BOX(給付金サポート)の活用法

失業保険は申請すれば誰でも同じ金額がもらえるわけではありません。退職理由の認定・申請タイミング・書類の内容によって受給総額が変わります。

サポート会社を使うと何が変わるか

退職理由が特定理由離職者に認定されるよう書類をサポート(給付制限なしになる可能性あり)

失業保険と傷病手当金を組み合わせて受給総額を最大化

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給付金サポート会社の比較は給付金サポート会社おすすめランキングもご覧ください。

まとめ|退職前に正確な流れを把握して生活費の計画を立てよう

給付制限が1ヶ月に短縮されたのは事実です。しかし「給付制限1ヶ月=退職翌月に入金」は誤解です。退職から初回振込まで、自己都合退職で約2ヶ月・会社都合退職で約1ヶ月が目安です。

また給付日数は年齢ではなく勤続年数だけで決まります。1年以上10年未満は90日・10年以上20年未満は120日・20年以上は150日です。これはハローワーク公式の数字です。

受給総額を最大化するには退職理由の認定・申請タイミングが重要です。一人で判断せず、まずは専門家への無料相談をおすすめします。

この記事のまとめ
・給付制限1ヶ月でも退職から振込まで約2ヶ月かかる(自己都合)
・退職→離職票→ハローワーク申請→7日待機→給付制限→認定日→振込の順
・5年以内に受給歴2回以上・重責解雇は給付制限3ヶ月(厚労省公式)
・給付日数は年齢関係なく勤続年数だけで決まる(ハローワーク公式)
・1〜10年未満:90日・10〜20年未満:120日・20年以上:150日
・サポート会社を使うと受給額・受給期間を最大化できる

退職手続きの全体像は退職手続きの流れを完全解説した記事もあわせてご覧ください。失業保険の対象外になるケースは雇用保険対象外になる人まとめもご確認ください。

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