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退職コンシェルジュ

退職コンシェルジュの評判・料金は?給付金サポートを元人事が解説

体調を崩して仕事を辞めることになったとき、いちばん重くのしかかるのはお金の不安です。「休んでいる間、収入はどうなるのか」。そこに応える公的な制度が、健康保険の傷病手当金をはじめとした社会保険給付金です。

ただ、制度は条件が細かく、申請の書類も一度で完結しません。そこを代わりに整理してくれるのが、退職コンシェルジュのような社会保険給付金サポートと呼ばれるサービスです。テレビCMやSNSで名前を見て、気になっている方も多いと思います。

一方で、「怪しいのでは」「手数料が高いのでは」という声があるのも事実です。この記事では、公式サイトに記載された情報を根拠に、運営会社の実態・料金の考え方・できることの範囲を、2026年8月12日時点で整理します。

元人事の立場から、良い点だけでなく「この場合は自分で申請したほうがいい」という部分もはっきり書きます。結論を急がず、判断の材料として読んでください。

この記事でわかること
  • 退職コンシェルジュの運営会社(CREED BANK株式会社)の実態
  • 社会保険給付金サポートで何をしてくれるのか
  • 料金・手数料はいくらか(公式に書かれていること/いないこと)
  • 「怪しい・詐欺」と言われる理由と、その実態
  • 自分で申請する場合との違いと、向いている人・向いていない人
項目 内容
サービス名 退職コンシェルジュ
運営会社 CREED BANK株式会社
サービス種別 社会保険給付金サポート(申請の手続き支援)
主な対象給付 傷病手当金など、退職前後に受け取れる社会保険給付金
料金 公式サイトに記載なし(無料の個別相談で案内)
返金保証 受給できなかった場合は全額返金保証と明記
相談 無料の個別相談・WEB説明会あり
受給率 97%(公式サイト記載)
利用実績 4,000〜5,000名以上(公式サイト記載)

運営会社「CREED BANK株式会社」はどんな会社か

社名で検索している方がいちばん知りたいのは、「結局どこの会社がやっているのか」だと思います。退職コンシェルジュは、CREED BANK株式会社(クリードバンク)という会社が運営しています。公式サイトの会社概要に記載されている内容を、そのまま整理します。

項目 内容
運営会社 CREED BANK株式会社
設立 2016年9月2日
代表者 新宮 幸四郎
資本金 5,000万円(資本準備金含む)
社員数 31名(2025年8月現在)
所在地 〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-14-8 東海池袋ビル8階
許認可 有料職業紹介事業許可 13-ユ-318058/プライバシーマーク登録 第10862685(02)号
事業内容 人材事業(退職コンシェルジュ)・有料職業紹介事業
この会社概要から読み取れること
設立は2016年で、給付金サポートのサービスとしては運営歴が長い部類です。有料職業紹介事業の許可を持っているのは、給付金サポートと合わせて転職支援(求人紹介)も行っているためです。また、公式サイトには顧問税理士・顧問弁護士・顧問社会保険労務士・顧問医が置かれていることが記載されています。社会保険の実務は本来社会保険労務士の領域なので、専門家が関与している体制かどうかは確認しておきたいポイントでした。
「顧問医」についての注意
公式サイトには顧問医として医療機関の名前が記載されていますが、その医療機関は「当サービスの提携クリニックではない」と会社側が明記しています。傷病手当金は医師の証明が前提の制度です。サポート会社を通せば診断書が出やすくなる、といった性質のものではありません。受診とその判断は、あくまであなたと主治医の間のものだと理解しておいてください。

社会保険給付金サポートで何をしてくれるのか

退職コンシェルジュのサービスは、ひとことで言えば「社会保険給付金の申請手続きを、専任の担当者が最後まで案内してくれる」というものです。中心になるのは、退職前後に受け取れる傷病手当金などの給付です。

公式サイトでは、受給できなかった場合の全額返金保証、無料の個別相談、そして受給率97%・利用実績4,000〜5,000名以上という数字が示されています。最大の受給期間として「28か月」という表現も使われています。

「28か月」の意味を正しく理解する
28か月というのは、傷病手当金(通算1年6か月)と、その後の失業保険(受給期間の延長を含む)をつなげたときの最長のイメージを指した表現です。誰もが28か月受け取れるわけではありません。実際の期間は、あなたの被保険者期間・傷病の状況・医師の判断・雇用保険の受給資格によって変わります。「最大」という言葉に引っぱられず、自分のケースはどうなるかを個別に確認してください。

やってくれること・やってくれないこと

やってくれる:制度の説明、受給できそうかの見立て、申請書類の準備・記入の案内、スケジュール管理、疑問点への継続的なサポート

やってくれる:受給しながらの転職支援(同社は有料職業紹介の許可を持っています)

やってくれない:医師の診断そのもの。働けない状態かどうかは、あくまで主治医が判断します

やってくれない:受給の保証。制度の要件を満たさなければ、サポートを使っても受け取れません(その場合は返金保証の対象)

サポートの対象になる社会保険給付金の種類

「社会保険給付金」とひとくくりに言われますが、中身はいくつかの制度に分かれています。退職コンシェルジュのようなサポートが扱うのは、主に次の給付です。それぞれ管轄も条件も違うので、まず全体像を押さえておきましょう。

給付 財源 ざっくりした内容
傷病手当金 健康保険 病気やケガで働けないとき。給与のおよそ3分の2を、通算1年6か月まで。給付金サポートの中心
失業保険(基本手当) 雇用保険 すぐ働ける状態で求職中のとき。傷病手当金とは同時に受け取れず、順番に受けるのが基本
再就職手当 雇用保険 失業保険の受給中に早く再就職が決まったとき。残りの給付日数に応じて支給

公式サイトが掲げる「最大28か月」は、傷病手当金(通算1年6か月)を受けたあと、回復してから失業保険(受給期間の延長を含む)につなぐ、という一連の流れを最長でイメージした数字です。ひとつの給付だけで28か月出るわけではなく、複数の制度を順番に使う前提だと理解してください。

傷病手当金と失業保険は「同時」には受け取れない
傷病手当金は「働けない人」、失業保険は「すぐ働ける人」への給付です。前提が逆なので、同時受給はできません。ただし、失業保険には受給期間の延長申請という仕組みがあり、体調が戻ってから受け取れるように“取り置き”ができます。この延長を忘れると、失業保険を受け取れる期間そのものが消えることがあります。つなぎ方の順番は、退職前に確認しておく価値があります。

料金・手数料はいくら?正直に整理します

ここがいちばん気になる部分だと思います。そして、いちばん正直に書くべき部分です。

まず事実として、退職コンシェルジュの公式サイトには、具体的な料金(手数料)の金額が記載されていません。料金は、無料の個別相談やWEB説明会のなかで案内される仕組みになっています。この記事で確認できたのは「無料相談がある」「受給できなければ全額返金」という点までです。金額を断定できないので、しません。正確な料金は、必ず無料相談でご自身の口から確認してください。

注意
この種のサービスは、一般に成果報酬型(受け取れた給付金の額に応じて手数料が決まる形)が多いとされています。つまり、受け取る給付金が大きいほど、支払う手数料も大きくなる可能性があります。「無料相談」は入口であって、契約すれば費用は発生します。ここを曖昧にしたまま申し込まないでください。
前提として知っておいてほしいこと|自分で申請すれば手数料はかかりません
傷病手当金をはじめとする社会保険給付金は、本来、自分で申請すれば手数料は一切かかりません。申請書を加入先(協会けんぽ・健康保険組合)から入手し、会社と主治医に記入してもらい、提出する。これで完結する制度です。

サポートサービスに払う手数料は、いわば「その手間と不安を代わりに引き受けてもらう対価」です。価値を感じる人にとっては有効な選択ですが、自分で調べて動ける人には、必ずしも必要ではありません。まずは「自分で申請したらいくら残るか」と「サポートを使ったら手数料を引いていくら残るか」を比べてください。

「怪しい」「詐欺」と言われる理由と、その実態

「退職コンシェルジュ 怪しい」「詐欺」と検索されることがあります。元人事として、事実と印象を切り分けて説明します。

まず、社会保険給付金の申請サポートそのものは、違法ではありません。傷病手当金も失業保険も、国の制度として実在する正規の給付です。その申請を案内する事業は、詐欺とは異なります。運営会社も実在し、所在地・代表者・許認可が公開されています。

では、なぜ「怪しい」と言われるのか。理由は主に3つあると考えています。

料金が事前に分かりにくい:公式サイトに金額がなく、相談して初めて手数料を知る流れが、不安を生みます

「最大◯◯万円」「99.5%が受け取れていない」等の強い表現:広告として目を引く一方、自分に当てはまるかは別問題です

本来は無料でできる手続きに手数料がかかる:仕組みを知っている人ほど割高に感じます

元人事としての線引き
退職コンシェルジュは、詐欺ではありません。ただし、「使えば必ずお得」でもありません。受給できるかどうかは、最終的に制度の要件と医師の判断で決まります。サービスが受給を作り出すわけではありません。

大事なのは、誇大な期待をしないことと、手数料を差し引いても自分にメリットがあるかを、契約前に冷静に計算することです。そこさえ押さえれば、必要以上に怖がる相手ではありません。

自分で申請する場合との比較

サポートを使うか、自分で申請するか。判断のために、両者を並べます。

方法 内容
自分で申請 手数料0円。書類を自分で集めて記入・提出する手間と、制度を調べる負担がかかる
サポートを使う 手数料が発生する。書類準備や制度の判断を任せられ、不安を相談しながら進められる

目安としては、「制度を調べる気力がない」「一人だと不安で動けない」「働けない状態で手続きの余力がない」という状況なら、サポートに払う手数料が“動けるようになる対価”として意味を持ちます。

逆に、「時間と気力はある」「調べれば自分でできそう」という方は、まず自分で申請することを検討してください。このサイトでも、傷病手当金や退職後のお金の記事で、申請の順番を具体的に解説しています。

傷病手当金の基本(自分で判断するために)
傷病手当金は、健康保険の被保険者が病気やケガで働けないとき、給与のおよそ3分の2が支給される制度です(協会けんぽの基準)。最初の連続3日は待期期間で、支給は4日目から。支給期間は通算1年6か月です。在職中に受給を始めていれば、被保険者期間が継続して1年以上あるなどの条件を満たすことで、退職後も受け取り続けられます。ただし制度は改正されることがあり、個別の可否は加入先(協会けんぽ・健康保険組合)でご確認ください。

退職コンシェルジュが向いている人・向いていない人

向いている人

体調がすぐれず、手続きに時間や気力を割く余裕がない方

制度が複雑で、一人で申請を進めるのが不安な方

傷病手当金から転職まで、一連の流れをまとめて相談したい方

受給できなかったときの返金保証を重視する方

向いていない人

時間と気力があり、自分で調べて申請できる方(手数料の分だけ手取りが減ります)

手数料を差し引いても得になるか、契約前に見極めたい方(まず無料相談で金額の確認を)

そもそも制度の要件(在職中の療養・医師の証明など)を満たすか分からない方(先に加入先や主治医に相談を)

利用の流れ

公式サイトの案内をもとにした、大まかな流れです。

01
無料の個別相談・説明会を受ける
LINEやWEB説明会で、受給できそうか・料金はいくらかを確認します。ここまでは無料です。
02
内容に納得したら申し込む
料金や契約条件を確認し、納得できた場合のみ申し込みます。金額に不明点があれば、この段階で必ず質問してください。
03
必要書類を準備する
担当者の案内に沿って、申請書を用意します。会社と主治医の記入が必要な書類があります。
04
申請・受給
書類を加入先へ提出し、審査を経て支給されます。受給中もサポートを受けられます。
注意
契約は、料金に納得してからにしてください。「無料相談」と「契約」は別物です。手数料の金額・支払いのタイミング・返金保証の条件を、口頭ではなく書面で確認してから判断しましょう。

よくある質問

Q. 料金はいくらですか?
公式サイトに具体的な金額の記載はなく、無料の個別相談で案内される仕組みです。一般にこの種のサービスは成果報酬型が多いとされます。正確な金額は必ず相談時に確認し、書面で残してください。当サイトでは金額を断定できないため記載しません。
Q. 本当に受給できますか?
受給できるかどうかは、制度の要件と医師の判断で決まります。サービスを使えば必ず受け取れる、というものではありません。公式サイトには受給率97%と記載され、受給できなかった場合の全額返金保証も明記されています。適用条件は契約前に確認してください。
Q. 退職してからでも申し込めますか?
傷病手当金は「在職中に働けない状態になったこと」が前提の制度です。退職後に体調を崩した場合は対象になりません。在職中から動く必要があるため、辞める前の相談が安全です。
Q. うつ病や適応障害でも対象になりますか?
医師が「働けない状態」と認めれば、傷病手当金の対象になり得ます。原因が仕事にある場合は労災の対象になることもあります。いずれも自己判断せず、まず受診してください。
Q. 自分で申請するのと、どちらがいいですか?
時間と気力があるなら、自分で申請すれば手数料はかかりません。一方、働けない状態で手続きの余力がない場合は、サポートに払う手数料が“動けるようになる対価”として意味を持ちます。手数料を引いても手元に残る額で比べてください。
Q. 退職代行とは違うのですか?
別のサービスです。退職代行は「会社に退職を伝える」サービス、給付金サポートは「退職前後の給付金の申請を助ける」サービスです。両方が必要なケースもありますが、目的が異なります。

まとめ|手数料を差し引いても得か、契約前に見極める

退職コンシェルジュは、実在するCREED BANK株式会社が運営する、社会保険給付金の申請サポートです。受給率97%・全額返金保証・専任担当という体制は、「働けない状態で手続きまで手が回らない」という方にとって、現実的な支えになります。

一方で、社会保険給付金は本来、自分で申請すれば手数料はかかりません。サポートに払うのは、その手間と不安を引き受けてもらう対価です。料金が公式に非公表である以上、無料相談で金額を確認し、手数料を差し引いても得かを計算してから決めてください。

「怪しい」という言葉に必要以上に振り回される必要はありません。ただし、「使えば必ずお得」でもない。その両方を分かったうえで、自分の状況に合うかどうかで判断するのが、いちばん損のない選び方です。

※本ページの内容は2026年8月12日時点で公式サイトに掲載されていた情報をもとに整理しています。料金・サービス内容・実績の数値は変更されることがあります。給付の可否や金額は、加入している健康保険や雇用保険の要件、あなたの被保険者期間・傷病の状況によって変わります。申し込み前に必ず公式サイトおよび加入先の窓口で最新の情報をご確認ください。当サイトはアフィリエイト広告を掲載しており、本ページのリンク経由でお申し込みがあった場合に報酬を得ることがありますが、報酬の有無で評価は変えていません。

海田
この記事を書いた人
海田 次郎
人事5年・労務5年の実務を経て、退職支援会社で退職相談の面談を1,000件以上担当。会社側と辞める側の両方を見てきた経験から、制度は一次情報で確認し、サービスの弱点も含めて正直に書くことを方針にしています。

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