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「弁護士法人みやびの退職代行って、今も頼んで大丈夫?」——2026年10月にこう調べる人が増えているのには、はっきりした理由があります。みやびの代表弁護士が、退職代行「モームリ」の運営会社から依頼者の紹介を受けていた件で、2026年10月7日に東京地裁で有罪判決を受けたからです(デイリースポーツ(共同通信配信・2026年10月7日))。
この記事では、人事・労務として退職代行からの連絡を受ける側にいた立場から、報道で確認できた事実、公式サイトに書かれている料金・サービス内容、そして今から頼むなら何を確かめるべきかを分けて整理します。出どころを確認できない口コミは載せていません。
・問題とされたのは、モームリの運営会社から退職希望者の紹介(あっせん)を受け、見返りを払っていたこと
・公式サイトの退職代行料金は27,500円/55,000円/77,000円(税込)。2026年10月9日時点でサイトは公開されている
・判決後の業務体制や、弁護士会による懲戒処分の有無は、当サイトでは確認できていない
・これから弁護士に頼むなら、ほかの弁護士事務所とも比べてから決めるのが無難
✔ 料金は25,300円/55,000円/77,000円(公式サイトより・2026年9月確認)
✔ 未払い残業代などは成功報酬20〜30%(獲得できた場合のみ)
目次
弁護士法人みやびに何があったのか|報道で確認できた事実
まず、報道で確認できた事実だけを時系列で並べます。個人名は、この記事の目的(サービスを選ぶ判断材料)に必要ないので書いていません。
| 時期 | できごと | 出典 |
|---|---|---|
| 2024年7月〜10月 | モームリの運営会社から、退職希望者の法律事務のあっせんを受けていたとされる期間(送検時の報道では対象は6人、1人あたり16,500円が運営会社側に支払われていたとされる) | 東京報道新聞(2026年2月6日) |
| 2026年2月5日 | 警視庁が、みやびの代表弁護士・事務員らを弁護士法違反(非弁提携)の疑いで書類送検 | 東京報道新聞(2026年2月6日) |
| 2026年2月 | 所属する第一東京弁護士会が、送検報道についてのお知らせを掲載 | 第一東京弁護士会のお知らせ |
| 2026年10月7日 | 東京地裁が代表弁護士に懲役2年・執行猶予3年(求刑懲役2年)、弁護士法人に罰金200万円の判決 | デイリースポーツ(共同通信配信・2026年10月7日)、熊本日日新聞(共同通信配信・2026年10月7日) |
ポイントは、罪に問われたのは「依頼者の紹介を受けて、その見返りを払った」ことだという点です。弁護士法は、弁護士が資格のない業者から事件の紹介を受けることを禁じています。依頼者が損をしないための決まりで、「紹介料が上乗せされた案件」や「業者の都合で動く弁護士」を防ぐ目的があります。
モームリ側の事件の流れ(運営会社・前社長への判決、サービスの現状)は、退職代行モームリは現在どうなった?にまとめています。
弁護士法人みやびの退職代行の基本情報|公式サイトで確認
以下は、2026年10月9日に公式サイトで確認した内容です。判決後に変わる可能性があるので、申し込む前に必ず公式サイトで最新の内容を見てください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 弁護士法人みやび |
| 所在地 | 東京都港区東新橋1丁目1-21 今朝ビル5階 |
| 所属弁護士会 | 第一東京弁護士会 |
| 料金(税込) | 27,500円/55,000円/77,000円の3コース |
| 成功報酬 | 残業代・退職金などの請求で、会社が支払いを拒み弁護士が交渉した場合のみ、回収額の20%+税 |
| 相談方法 | 公式LINE・メール(フォーム)でのチャット相談。無料 |
| 受付 | 24時間受付。受付後、半日以内にチャットが始まると記載 |
| サポート期間 | 無期限と記載 |
| 実績の表記 | 「累計相談件数25,000件以上」(公式サイトの記載。当サイトでは検証できない) |
| 支払い方法・返金保証 | 公式サイトのトップでは確認できず。申し込み前に相談チャットで確認を |
料金|3つのコースの違い
| コース | 対象 | できること(公式サイトの記載) |
|---|---|---|
| 27,500円 | アルバイト・会社員・契約社員 | 退職の意思の通知、離職票などの請求・交渉、社宅の交渉(立会いは別途) |
| 55,000円 | 上記+公務員 | 上記に加えて、給与・有給・未払い給与の交渉、残業代の計算、損害賠償請求への対応(裁判は別途)、自宅訪問の交渉 |
| 77,000円 | 自衛隊・業務委託・会社役員など | 55,000円のコースと同じ内容 |
3コースとも、書面(メール・FAX・郵送)での通知と無期限のサポートが含まれると書かれています。会社員で「辞めることを伝えて、離職票などを確実にもらえればいい」なら27,500円、有給や未払い残業代を請求したいなら55,000円、という選び方になります。
「やばい」と検索されるのはなぜか
理由は上で書いた刑事事件です。2026年2月の送検報道のあとに検索が急に増え、10月の判決でふたたび注目されています。
一方で、「退職代行を頼んだのに辞められなかった」「料金を取られて放置された」といった被害が報道されたわけではありません。罪の中身は「紹介の受け方」です。とはいえ、法律を守ることが仕事の弁護士が、その法律に違反して有罪になったという事実は重く、依頼先を選ぶうえで無視できない材料です。
口コミについて、正直に
ネット上には「対応が早かった」「残業代を回収できた」といった口コミが多く出回っていますが、どれも投稿者や時期を確かめる方法がなく、事務所側が載せた声と区別がつきません。そのため、この記事では個別の口コミを引用していません。以前この記事にも利用者の声を載せていましたが、出どころを示せないため2026年10月に削除しました。
口コミを見るなら、①投稿日が判決(2026年10月)の前か後か、②「誰が」書いたか分かる場所か(Googleマップ・X・知恵袋など)、の2点を確かめてから参考にしてください。
今から頼むなら|申し込む前に確認したい4つのこと
- 担当するのは誰か
チャットの相手が弁護士か事務員か、会社に連絡するのは誰かを確認する。 - 判決後の体制
代表弁護士の判決を受けて、業務や担当がどう変わったかを聞く。はっきりした説明がなければ見送る。 - 総額と支払い方法
コース料金のほか、成功報酬・立会い費用など、追加で払う可能性のあるお金を書面かチャットで残してもらう。 - キャンセルと返金
入金後にやめたくなった場合や、辞められなかった場合の扱いを確認する。
弁護士に頼みたい人の、ほかの選択肢
「残業代も請求したい」「会社と揉めそうだから弁護士がいい」という人は、みやび以外の弁護士事務所とも比べてみてください。逆に「辞めることを伝えて、有給の消化と退職日の調整ができれば十分」なら、交渉ができる労働組合の退職代行のほうが安く済みます。当サイトで公式サイトを確認した料金です。
運営元による違い(民間・労働組合・弁護士)は、労働組合と弁護士の退職代行の違いで詳しく比べています。
申し込みから退職までの流れ(公式サイトより)
- LINEまたはメールで無料相談
24時間受付。受付後、半日以内にチャットが始まると記載。 - 正式な依頼と入金
依頼・入金後、事務所が会社に連絡して退職の意思を伝え、条件を交渉。 - 有給があればその日から出社不要
退職日までを有給に充てられれば、連絡した日から出社しなくてよいと記載。請求が残っている場合は引き続き対応。
よくある質問
総評|「弁護士だから安心」とは言いにくい。比べてから決める
料金表を見る限り、みやびの退職代行は弁護士事務所としては標準的な価格で、コースの分け方もわかりやすいです。ただ、代表弁護士が退職代行業者との非弁提携で有罪判決を受けたばかりで、今後の体制はまだ見えません。元人事の立場で言えば、今あえて選ぶ理由は少なく、弁護士に頼みたいなら他の事務所と比べてから決めるのをすすめます。
✔ 料金は25,300円/55,000円/77,000円(公式サイトより・2026年9月確認)
✔ 未払い残業代などは成功報酬20〜30%(獲得できた場合のみ)
