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「退職代行を使いたいけど、頼んだ後に何が起きるのかわからなくて怖い」。退職相談を受けていた頃、申し込みの直前で手が止まる人の多くが、この「流れが見えない不安」を口にしていました。
先に全体像を書くと、退職代行の流れは①準備 → ②無料相談 → ③申し込み・支払い → ④打ち合わせ → ⑤退職代行が会社に連絡 → ⑥退職届・貸与品を郵送 → ⑦書類を受け取って完了の7ステップです。この記事では、人事・労務の仕事を10年してきた立場から、各ステップで「自分がやること」と「退職代行がやること」、つまずきやすい点を順番に整理します。
・相談から会社への連絡まで、早ければ当日中。前日の夜か当日の朝に相談すれば、その日から出社しないで済むことが多い
・申し込み前に有給の残り日数・貸与品・最後の給料を確認しておくと、打ち合わせがスムーズ
・退職後の書類(離職票・源泉徴収票など)は郵送で受け取るのが一般的。届かないときは退職代行に伝えてもらう
・有給の消化や退職日の交渉が必要なら、労働組合か弁護士の退職代行を選ぶ
目次
退職代行の流れ|全体の7ステップ
| ステップ | 自分がやること | 退職代行がやること |
|---|---|---|
| ① 準備 | 有給の残り・貸与品・最後の給料を確認する | — |
| ② 無料相談 | LINEなどで状況を伝え、料金と流れを聞く | 対応できるか・料金・支払い方法を案内する |
| ③ 申し込み・支払い | 申し込んで料金を払う(後払いを選ぶこともできる) | 入金・後払いの確認 |
| ④ 打ち合わせ | 会社名・連絡先・退職希望日などを伝える | 会社に伝える内容をまとめる |
| ⑤ 会社への連絡 | 待つだけ。会社からの電話は無理に出なくてよい | 退職の意思・退職日・有給・貸与品の返却などを伝える |
| ⑥ 郵送 | 退職届と貸与品を会社に郵送する | 郵送先や送るものを会社に確認する |
| ⑦ 完了 | 離職票・源泉徴収票などを受け取る | 書類の送付を会社に依頼する(サービスによる) |
自分で会社に連絡する場面は、基本的にありません。やることは「準備」「相談」「郵送」「書類の受け取り」の4つだけ、と覚えておけば大丈夫です。
① 申し込む前に準備しておくこと
準備がなくても退職代行は使えますが、次のことを先に確認しておくと、打ち合わせが短くなり、退職後に「あれはどうなった?」と困ることが減ります。
- ✅ 雇用形態と契約期間(正社員か、契約社員・アルバイトで期間の定めがあるか)
- ✅ 有給休暇の残り日数(給与明細や勤怠システムで確認)
- ✅ 会社から借りているもの(保険証・社員証・制服・パソコン・鍵など)
- ✅ 会社に置いてある私物
- ✅ 最後の給料の支給日(給与明細の「支給日」で確認)
- ✅ 退職後に必要な書類(離職票がほしいかどうか、など)
人事の立場から言うと、いちばん後で困りやすいのは貸与品と私物です。何をいつ返すか、私物をどう受け取るかを最初に伝えておくと、会社とのやりとりが1回で済みます。
② 無料相談で聞くこと
多くの退職代行は、LINEやメールで無料相談を受け付けています。相談の段階では、次のことを聞いておきましょう。
- ✅ 料金の総額(組合費・後払い手数料を含めていくらか)
- ✅ 支払い方法(前払いか、後払い・給料日払いができるか)
- ✅ 受付時間と、会社に連絡してもらえる時間
- ✅ 運営元(民間企業・労働組合・弁護士のどれか)と、交渉できるかどうか
- ✅ 退職できなかった場合の返金の扱い
③ 申し込み・支払い
相談の内容に納得したら申し込みます。支払いは前払いが多いですが、手持ちがない人向けに後払いや給料日払いを用意しているところもあります。後払いは種類によって支払い期限が違うので、最後の給料の支給日と照らし合わせて選んでください。
④ 打ち合わせで伝えること
申し込み後、退職代行から会社に連絡するための情報を聞かれます。聞かれやすいのは次の内容です。
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 会社の情報 | 会社名・部署・連絡先の電話番号・上司や人事担当の名前 |
| 退職の希望 | 退職したい日、明日から出社しないかどうか |
| 有給休暇 | 残り日数と、使いたいかどうか |
| 返すもの・受け取るもの | 貸与品の一覧、私物の送り先、離職票などの書類 |
| お願いしたいこと | 「本人や家族に直接連絡しないでほしい」など |
「家族に知られたくない」「この上司には連絡してほしくない」など、気になることがあれば、この段階で全部伝えておきましょう。会社に伝える内容は、退職代行が整理してくれます。
⑤ 退職代行が会社に連絡する(実行日)
打ち合わせで決めた日に、退職代行が会社へ連絡します。始業前や朝のうちに連絡してもらえば、その日から出社しないで済むことが多いです。連絡が終わると、会社の反応や今後の流れが退職代行から報告されます。
この日、会社から自分の携帯に電話が来ることがあります。出るかどうかは自分で決めて大丈夫です。出たくない場合は、退職代行に「本人に連絡しないよう、もう一度伝えてほしい」と頼みましょう。
⑥ 退職届と貸与品を郵送する
退職届は、会社に直接持っていかず、郵送で出すのが一般的です。届いたかどうかを確認できるよう、記録の残る方法(簡易書留や特定記録郵便など)で送ると安心です。保険証・社員証・制服などの貸与品も、郵送で返します。
⑦ 書類を受け取って完了
退職後、会社から次のような書類が郵送で届きます。失業保険や転職先での手続きに使うので、届いたら中身を確認して保管してください。
| 書類 | 使う場面 | 届く目安 |
|---|---|---|
| 離職票 | 失業保険(基本手当)の申し込み | 会社が退職日の翌日から10日以内にハローワークへ手続きし、その後に郵送されることが多い |
| 源泉徴収票 | 転職先での年末調整、確定申告 | 退職日から1か月以内に交付するルール |
| 健康保険資格喪失証明書 | 国民健康保険への切り替え | 会社に依頼して発行してもらう |
出典:e-Gov法令検索「雇用保険法施行規則」第7条、「所得税法」第226条
書類がなかなか届かないときは、退職代行に「書類の送付を会社に確認してほしい」と伝えましょう。どこまで対応してくれるかはサービスによって違うので、相談の段階で聞いておくと安心です。
流れがスムーズな退職代行の選び方
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手持ちがない・給料日まで待ってほしい → 辞スル
支払いを次の給料日まで相談できる後払いがあります。正社員・契約社員22,000円、アルバイト18,000円。民間企業なので交渉はできません。
今日すぐ動いてほしい → 即ヤメ
公式サイトに「24時間即日対応」「最短10分」と書かれています。料金は20,000円(税込)の完全後払い制(審査あり)で、支払いは1週間以内です。
有給の消化や退職日を交渉してほしい → 男の退職代行・わたしNEXT
労働組合が行うので、有給消化や退職日の交渉ができます。総額22,800円(アルバイト・パートは19,800円)で、Paidy翌月後払いやコンビニ後払いにも対応しています。男性は男の退職代行、女性はわたしNEXTです。
男の退職代行はやばい?評判・口コミと料金/わたしNEXTの評判・口コミ(女性向け)/弁護士法人ガイアの退職代行の口コミ・評判
よくある質問
まとめ|流れがわかれば、退職代行は怖くない
- ✅ 流れは「準備→相談→申し込み→打ち合わせ→会社に連絡→郵送→書類の受け取り」の7ステップ
- ✅ 会社への連絡は退職代行がする。自分は準備と郵送と書類の受け取りだけ
- ✅ 申し込み前に、有給の残り・貸与品・最後の給料の支給日を確認しておく
- ✅ 交渉が必要なら労働組合か弁護士、手持ちがなければ後払いを選ぶ





